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私の心臓 僧帽弁閉鎖不全症 形成術 MICS手術の日!

心臓内膜症のMICS手術日・・・2021年6月7日

今年の3月に急変した私の心臓。たくさん受けた検査の結果から、僧帽弁閉鎖不全症とわかり、血液の逆流があり私は重度3との診断を受けました。

(退院時の説明では、手術直前は重度4になってたそうです・・・)

そして、心エコー検査で発見された心房中隔欠損症(ASD)も一緒に手術することになりました。

この世に生を受けた日から60年目にして、心臓に穴が開いてることがわかるなんて・・・ビックリ!

まぁ、60年間心臓は一刻も休まず動いててくれてて、特に大きな異常がなかったってことですよね。私の心臓、がんばったね。。

何はともあれ、一度に手術してもらえるのは有難い。何度も痛い思いはしたくない。

手術の前に預入荷造りとICUに持っていくもの

S記念病院は心臓専門病院のため、手術を受けた患者さんは一度ICUに入ります。なので、手術の日に今までいた病室は一旦退出になり、術後ICUに入って一般病棟に入るときは、術前とは違う病室になるんだそうです。

なのでいったん荷造りが必要なんですよ。私はスーツケースひとつにまとめました。

その間自分の身の回りの荷物は病院が預かってくれます。貴重品は預かれないので、家族に預けます。というか、入院中は食事も飲料水も制限されているので、私の場合お金は一切使いませんでした。

もし必要だとしたら、石鹸やシャンプーの購入、洗濯機や乾燥機を使う場合の小銭くらいかなと思います。私は2千円ほど小銭入れに持ってたくらいです。

私はシャンプーも石鹸も全て自宅から持参したので、お金を使うところは一度もありませんでした。

それから、ICUに持っていくものが決められています。「ICUセット」です。この決められたもの以外は持ち込めません。

メガネとメガネケースは、別に預かってもらえました。

    • 歯ブラシ、歯磨き粉
    • 箱ティッシュ
    • 吸い飲み
    • イヤホン(これは何に使うのか?・・・)

※すべてに記名

これらを布のトートバッグに入れて準備万端です。手術の前に看護師さんに託します。

手術室にいつ呼ばれてもいいように、ICUへの持ち物を準備して、自分のベッドで待機してました。ちょっと緊張。。

僧帽弁閉鎖不全症形成術と先天性心房中隔欠損症をMICSで手術

低侵襲心臓弁膜症手術=MICS(Minimally Invasive Cardiac Surgery)にて、僧帽弁閉鎖不全症形成術と先天性心房中隔欠損症の同時手術を、受けます。

僧帽弁は形成術でやると決まってますが、弁の状態などの事情で手術中に人工弁に変更しなくてはいけないケースも稀にあるそうです。これは心臓手術の本で読んだんですけどね。

一応、意思表示をしておこうと思い、私は60歳になっているし再手術はもう嫌だな~とのことから、万が一の場合は機械弁をお願いしました。ワーファリンを生涯飲むことが条件です。

でも、担当医は、

「形成術で問題なく手術できそうだから、そういう心配はいらないと思いますよ。」

と、笑ってました。

大丈夫そうです!でも私にとって人生最大の大手術。しかも心臓。不安がないかといえばウソになる。

手術後、もしかして目覚めなかったら…などと、患者の私はついつい悪い方向へものを考えがちになってました。

だって、人工心肺装置で心臓を止めて手術するんですもの。。考えると不安になるので、あまり深く考えないようにしてました。

当日朝に、執刀医の先生と面談ご挨拶

手術当日ということで、夫は8時にはデイルームに到着してくれてます。

9時になったら執刀医のS先生がご挨拶にきてくれるとのこと。私にとっては執刀してもらえるとは夢にも思わなかった、病院のHPでしか拝見したことのない名医との対面です。

執刀医のS先生が私の病室にみえました。

『うわ!緊張する~~。でも思っていたより小柄な感じ。でもとても気さくな雰囲気を感じさせてくれる先生だわ。安心する~』

HPの中でしか見たことのない心臓血管外科の権威の先生を目の前にして、緊張となんか芸能人と出会ったときのようなテンションもちょっとあったかな。

それと同時に『いよいよ今日心臓の手術を受けるんだ~』『心肺機能停止させられるんだ~』など、自分の受ける手術はやはり大手術だったのね・・・なんて、今更ながら思ったり。

でも、S先生はスゴイ先生なのに威圧感みたいなオーラは全くなくて、とても気さくに話しかけてくださいました。

これから大手術を前にした患者への気遣いなのかな。

S先生と会話しながらデイルームに一緒に移動。待っていた夫と改めてS先生にご挨拶です。

先生はとても落ち着いた印象で、

「大丈夫です!私にお任せください。私の専門分野ですので。」

と言ってくださり、他に何か不安な点や疑問点などはありませんか?と聞いてくださいました。

見れば先生の手には、おそらくこれから回るであろう患者さんのリストがありました。私が一番目の患者だったみたいです。

忙しい様子は全くこちらに見せず、せかしたりもせず終始落ち着いた様子で、素晴らしい先生だなととてもいい印象でした。先生にお会いしたら、本当に安心して私の心臓をおまかせできると思いました。

さて、数時間後には手術本番。心の準備だわ。。。

13時オンコールで手術室へ向かう

前日の予定では、私は9時に手術室へ・・・ということだったけど、緊急手術が入ったのか、手術室が空き次第オンコールになったとのこと。

自分の病室のベッドで点滴をしながらちょっと緊張してオンコールを待つ。

いつ呼ばれるのかと、なんとも落ち着かない時間を過ごしていると、13時頃男性看護師さんが呼びに来ました!!今日は男性看護師さんが私の担当。

看護師さん「hanaさん、時間です。手術室に向かいましょう。」

おー!!とうとうこの時間がきた!!きてしまったか・・・。覚悟だ!!

トイレにいき、ICUセットを持ち、デイルームにいる夫に「行ってくるね~」と手を振り、男性看護師さんと一緒にエレベーターに乗りました。手術室には、車椅子か何かでいくのかと思ったけど、自分で普通に歩いていきました。

手術室に入ると、笑顔の看護師さんやスタッフさん達から「よろしくお願いします」と挨拶され、私も「よろしくお願いします!」とペコリと挨拶。

病室に麻酔の説明にきてくれた麻酔科の女医さんの笑顔もありました。

今回の入院では、本当に看護師や医師の笑顔には救われていると思います。コロナ禍なので家族や友人誰も面会禁止だし。

すぐに手術室のストレッチャーに横になるようにいわれました。ストレッチャーは、患者のためにホカホカに温められててじんわり温かくて安心する。

カーテンを引かれ、これまた温かい掛物をかけてくれて、ここで全部脱ぐようにと言われました。

狭いストレッチャーの上でモゾモゾと全部脱ぎ、看護師さんに渡しました。脱いだ衣類はビニール袋に入れられ、あとで付き添いの夫に渡してくれるそうです。

ここの担当は、女性の看護師さん二人でした。

私の準備ができると、ストレッチャーに寝かされたまま素早く手術台の方に移動。

手術台に横づけされたストレッチャーから、数人のスタッフの手により手術台に移動させられました。手術台も温められていて、裸でも寒くない。背中も心地よい弾力。

むかーし中学生の頃受けた虫垂炎の手術台は、硬くて冷たくて、手術の怖さなのか寒いのかわからなままずっとブルブル震えてたことから比べたら、天と地の差。

ストレッチャーから手術台に移されると、間もなくたくさんの手術室のスタッフが私の周りに寄ってきて、手早く手を動かす。すごい!テキパキ!

「心電図をつけますね」
「血圧計を腕に巻きますね」

口々に私に声をかけ、担当した業務をこなしてくれました。この手術室にいったい何人のスタッフがいるのだろう。

私の心臓を止め心臓の代わりをしてくれる人工心肺装置を操ってくれるのは、臨床工学士さんかな。

麻酔科の先生が来ました。昨日挨拶にきてくれた麻酔科の女医さんと違う。

「麻酔科医の〇〇です。これから麻酔をかけていきますね」

そんなようなことを言われたかな。そして男の先生だったことしか覚えてない。

数を数えさせられたのかも覚えてなくて、二言三言話した覚えはある。1,2と数えたか数えないかのうちに私は麻酔により深い眠りにつきました。

私の意識はここまで・・・。

この頃夫は、きっと手術中の家族の待機室に案内された頃でしょう。。。

約5時間私の心臓手術が終わりました

13時のオンコールからの手術が無事終わり、夫がICUの私のベッドサイドに案内されたのが18時30分頃だったそうです。

もちろん私は気管挿管の人工呼吸器に繋がれたまま。他にもドレーンやら、導尿カテーテルやら、点滴も・・・。

昏々と深い眠りについている私を前に、担当医から手術の説明を受けたそうです。看護師さんからは「触ってもいいですよ」といわれたらしく、私の顔に触ったと夫がいってました。

この手術の日、夫は朝8時前には病院に到着し、13時のオンコールまで一緒に待ってくれました。

手術の時間になり私が手術室に向かうと、病棟デイルームから家族待機室に移動し、ずーっと呼ばれるまでその部屋で長い時間待っててくれました。

できるだけ家族待機室にいてほしいと言われ、お昼もお弁当を持ち込み。トイレや電話室も待機室にすべて備わっているのでした。

コロナ禍のため家族であっても1名までしか付き添えないので、ずっと一人で心配しながら私の手術が無事に終わるよう祈っててくれたんだろうな。

手術する本人は、コトンと眠りにつき麻酔から目覚めるまでは、ほんの一瞬の時間にしか感じないとよくいうけど、待っている家族は本当に大変です。

ついつい夫婦ケンカをしてしまう私達ですけど、このときは夫の愛をしっかり感じた瞬間でした。

ほんとにありがとう。

 

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